協働推進事業
眞山舎は、地域にNPO活動を推進するにあたって、協働推進の観点を大切にしています。個人や他団体、行政等と協力して事業やプロジェクトを推進しています。
リカバリーの学校@くにたち
眞山舎は、地域にNPO活動を推進するにあたって、協働推進の観点を大切にしています。個人や他団体、行政等と協力して事業やプロジェクトを推進しています。
2023年度、「キョウドウを生きる暮らし」を事業のビジョンに掲げ、文部科学省令和5年度「学校卒業後における障害者の学びの支援推進事業」を受託し、「リカバリーの学校@くにたち」という事業を実施しています。
この取り組みは、「障害者」と「健常者」が、学校で学ぶ「学生」として、共に存在し、関わり合う場をつくることによって、「障害がある/ない」というラベルをはがしていくことを目指す取り組みです。
国立市公民館(知的障害者の生涯学習)と国立市内の福祉事業所(精神障害者の支援)という、行政・民間で活動されている団体と取り組む事業です。
また、国立市内外で活動する専門家によるアドバイザリーボードである連携協議会も設置しています。
眞山舎は、実行団体としてこれまでの実践やNPO支援事業で培ってきた経験やノウハウを活かし、「事業評価」、「中長期戦略」、及び「事務局運営」を担っています。
また、眞山舎代表理事の土屋が、双極性障害当事者でもあるため、当事者視点も存分に活かすことで、精神しょうがい当事者が責任者をつとめる事業としても、チャレンジになっています。
「リカバリーの学校@くにたち」の特設ページはこちらからアクセスできます。
哲学塾「ひらく舎」
取り組み概要
哲学塾「ひらく舎」は、「深く考える時間」を失くしたぼくらが、答えのない問いに真正面から向き合う場です。
今日、「共生」、「多様性」、「対話」といった言葉が、日常的に使われるようになりました。
一方で、「何となく良い感じの言葉」が加速度を増して社会に広がっているだけで、「共生とは何なのだろうか」、「多様性とは何なのだろうか」、「対話とは何なのだろうか」と根本的に問うことはありません。
まして、抽象的なことについて、他者と議論し、共通の了解をつくっていく機会は、日常の中では、ほぼ皆無に等しいのではないでしょうか。
しかし、共通の了解が取れていない「何となく良い感じ」の言葉が「当たり前」になっていくことは、実は、こわいことなのです。
なぜなら、「当たり前」を「当たり前」として受け入れてしまうことは、すれ違いなどにつながるからです。例えば、「共生社会」とは、「お互いが差別や偏見がなく、関わり合いながら共に暮らしていくこと」だと考えている人もいれば、「思想や信条が異なっていても、相互に干渉せず、同じエリアに存在すること」だと言う人もいるでしょう。
この二者が、すれ違ったままお互いの意見を主張したとき、話が平行線になり、不毛な言い合いに発展してしまうこともあります。
人は、たった1人で生きることはできません。
たとえそれが面倒で嫌でも、つねに他者と生きるしかないのです。
哲学塾「ひらく舎」は、毎月1回、複数人で集い、世の中の「当たり前」を疑い、深く考え、とことん議論し、共通了解をつくることを試みます。他者と共に生きる実践の場になることを願いながら。
議論テーマ(参考)
ご参加される方々の違和感や問題意識により、自由に、お持ち寄りいただいた記事等に基づいてテーマ設定をしたいと思います。参考として、以下のようなテーマが想定されます。
・「本当にすべての人間は生まれながらにして人権があるのか」
・「本当に対話は必要なのか」
・「巷にあふれている〈共生〉とはそもそも何か、だれとの共生なのか」
哲学塾「ひらく舎」の日程等詳細
【第1回日程】2023年11月24日(金)18:00-20:00
【第2回日程】2024年1月26日(金)18:00-20:00
※以降は毎月第4金曜日18:00-20:00を予定
【場所】ひらくスペース(東京都国立市富士見台1-17-25 V.I.P ビル3階)
※JR南武線谷保駅北口から徒歩2分
【定員】各回12名程度
【参加費】1,000円
最新情報は、眞山舎ウェブサイト「ニュース」にて発信しています。
◆主催者
金 泰明 (哲学塾OWLs、大阪公立大学・人権問題研究センター特別研究員)
齋藤 亮太(ひらく研究所、一橋大学ソーシャル・データサイエンス研究科客員研究員)
土屋 一登(一般社団法人眞山舎代表理事)