広報チーム
2023年11月16日
「当たり前」を疑い、深く考え、とことん議論し、共に了解する場。あなたと私が共に在る場をひらきます
◆はじめに
最近、なにかを深く考える時間がありましたか?
それとも、家族や友人、職場の上司や同僚の言葉や、メディアで見聞きしたことに対して、違和感や怒り、悲しみを抱いたとしても、日々の忙しさの中で、深く考えずに流してしまっていますか?
今日、「共生」、「多様性」、「対話」といった言葉が、日常的に使われるようになりました。
一方で、「何となく良い感じの言葉」が加速度を増して社会に広がっているだけで、「共生とは何なのだろうか」、「多様性とは何なのだろうか」、「対話とは何なのだろうか」と根本的に問うことはありません。
まして、抽象的なことについて、他者と議論し、共通の了解をつくっていく機会は、日常の中では、ほぼ皆無に等しいのではないでしょうか。
しかし、共通の了解が取れていない「何となく良い感じ」の言葉が「当たり前」になっていくことは、実は、こわいことなのです。
なぜなら、「当たり前」を「当たり前」として受け入れてしまうことは、すれ違いなどにつながるからです。例えば、「共生社会」とは、「お互いが差別や偏見がなく、関わり合いながら共に暮らしていくこと」だと考えている人もいれば、「思想や信条が異なっていても、相互に干渉せず、同じエリアに存在すること」だと言う人もいるでしょう。
この二者が、すれ違ったままお互いの意見を主張したとき、話が平行線になり、不毛な言い合いに発展してしまうこともあります。
人は、たった1人で生きることはできません。
たとえそれが面倒で嫌でも、つねに他者と生きるしかないのです。
哲学塾「ひらく舎」は、毎月1回、複数人で集い、世の中の「当たり前」を疑い、深く考え、とことん議論し、共通了解をつくることを試みます。他者と共に生きる実践の場になることを願いながら。
◆各回のタイムライン
1 受付&くじ引きでその日のグループを決定
2 参加者が持ち寄ったWEB記事や新聞記事の中からその日のテーマを決定
※第1回は、主催者が話題を提供します
3 グループ議論(20分)&休憩(5分)を2回実施
※主催者3名が、各グループにゆるめのファシリテーターとして入ります
4 全体議論(各グループ1名が、学びの共有)
5 共通了解づくり
◆議論テーマ(参考)
ご参加される方々の違和感や問題意識により、自由に、お持ち寄りいただいた記事等に基づいてテーマ設定をしたいと思います。参考として、以下のようなテーマが想定されます。
・「本当にすべての人間は生まれながらにして人権があるのか」
・「本当に対話は必要なのか」
・「巷にあふれている〈共生〉とはそもそも何か、だれとの共生なのか」
◆哲学塾「ひらく舎」の概要
【日時】 2023年11月24日(金)18:00-20:00
※第2回は2024年1月26日(金)18:00-20:00、以降は毎月第4金曜日18:00-20:00を予定
【場所】 ひらくスペース(東京都国立市富士見台1-17-25 V.I.P ビル3階)
※JR南武線谷保駅北口から徒歩2分
【定員】 各回12名程度
【参加費】1,000円
※当日会場でお支払いください。おつりがないようにご準備いただけると幸いです
◆お申し込み方法
以下のURLからお申込みください。Googleフォームに遷移します。
https://forms.gle/nV3eqFZijN2sKrZd6
◆主催者
金 泰明 (哲学塾OWLs、大阪公立大学・人権問題研究センター特別研究員)
齋藤 亮太(ひらく研究所、一橋大学ソーシャル・データサイエンス研究科客員研究員)
土屋 一登(一般社団法人眞山舎代表理事)
◆問い合わせ先
一般社団法人眞山舎